[ 2015.05.05 ]
日本列島の先端を行く!
近年、思いついた新しい企画を立ち上げて実行することをちょっとした目標にしています。その一つが、日本列島先端巡りの旅です。思えば日本列島は、海に囲まれた類まれな地形に恵まれており、その海岸線は、地球の歴史やその地の気候、海の性質までも肌で感じさせるもので、いくら見ていても飽きることがありません。一昨年は高知県の室戸岬、今年は白浜と海岸線をめぐっていますが、ゴールデン・ウィークには、京丹後市の間人(たいざ)に行ってきました。写真は、国道178号線から見える屏風岩、立岩と間人(はしうど)皇后・聖徳太子の母子像です。立岩は、さながら丹後のエアーズロックですね。一枚岩の迫力に圧倒されます。
ところで間人の地名の由来は、聖徳太子の母にあたる間人皇后が、曽我氏・物部氏の争いから逃れて、母子でこの町に避難し、お世話になったお礼に自分の名前を地名にと申出られたところ、恐れ多いと考えた地元の人達が、「間人」の地名の読みを、皇后の「退座」という言葉の音からとって「たいざ」と呼んだらしいです。母子像は平成になって建てられたもので、周囲にはキャンプの家族連れの姿が見られました。海水浴のシーズンは、たいそうな賑わいを見せるのでしょう。
話はちょっと飛びますが、弁護士の仕事は、「ベスト・シナリオ」と「ワースト・シナリオ」を常に念頭において、状況に応じたベストのシナリオを考えることにあります。そんなこともあって、もしかしたら先端に興味があるのかも知れません。先端を見極めることで何か発見があるはず、そんな思いも抱きながら、日本列島の先端巡りを続けていきたいと思います。